漢方治療は「痛み」を大まかに2種類に分類しています。
あなたの痛みは「血虚痛」ですか「お血痛」ですか?
痛みの種類によって治療は異なります。
◎「痛み」のない健康な毛細血液循環
(全身の毛細血管で「酸素」は運ばれ「老廃物」は戻っています。)
「痛み」を起こしている悪い毛細血管循環
血虚痛( けっきょつう )
毛細血管から酸素や栄養が筋肉に届かない
(血管が開かないため入口停滞し筋肉が酸素不足で硬くなる)
症 状
コリ・引きつる・しびれる・場所が動く(肩こり・こむら返り・ぎっくり腰など)
治 療
動脈の血管を拡張し、赤血球の通過能力を改善し酸素が筋肉にたくさん届くようにします
お血痛( おけつつう )
毛細血管に二酸化炭素や老廃物が戻れない(出口渋滞のため老廃刺激物質が多くなり神経を刺激する)
症 状
ズキンズキン・刺す・場所はいつも同じ(神経痛・ひざの水だまりなど)
治 療
渋滞している静脈の血液をサラサラにして、神経刺激物質が静脈に戻りやすくします
きあん
更に:喜按(痛い場所に手を当てると楽になる)があるようですと「冷」を伴っています。
きょあん
更に:拒按(痛い場所には手を当てたくない)があるようですと「熱」を伴っています。