味覚障害は4000年前から治療されているのです
脾気虚なんて耳にしたこともないですよね
“何言ってるの?”って感じですよね
そう言われます(^^ゞ
しかし…
黄帝の著作とされる中国最古の医学書『黄帝内経霊枢』には,下記の通り味覚障害の診断と治療が書かれているのです。
*黄帝=中国を統治した五帝の最初の帝(紀元前2510年~紀元前2448年)
脾開竅於口・其華在唇
消化器系(脾)は口腔から始まり,舌の味蕾などにより飲食物の味が判別される。
(‥)_フムフム
このことを《霊枢・脈度論》は“脾気通於口,脾和則口能知五穀牟”でいい表している。
何を言っているのかわかりませんね(^^ゞ
霊枢とは中国最古の医学書(黄帝内経)の一部です
いわゆる“脾和”とは消化吸収の機能が正常に機能していることを意味し,正常に機能していれば口腔とくに舌の機能も正常に働き,口腔内の唾液腺の分泌も正常に機能し,食物が美味しいと満足感が得られる。
おいしいことはホント幸せなんです(o^^o)
消化吸収が衰退し食欲がなくなると,いわゆる“脾不和”を呈し食事がまずくなり,いろいろの消化器系疾患を呈する。
私もこれでしたね
このように口腔の食物に対する感覚から消化器系(脾)の内景を推測し診断する。
漢方の診断方法です
たとえば脾の消化吸収機能に異常をきたすと口が淡く,味がなく,口が甘く,口膩,口苦,口酸,口臭などの異常感覚が生じる。
ほとんどの方がこう訴えますね
*口膩(こうじ)=口の中が粘っこい
このような現象を漢方医学では“口は脾の官也”または“脾は口に開竅する”といい現している。
胃や腸の状態は口に現れるという意味です
東西医学 基礎と臨床応用
南山堂より
4000年前から味覚障害に苦悩する方々はいたのです(-_-;)
現代病では無いと言うことですね。