熊本県在住の義兄様から 味覚障害改善のご報告

熊本県在住の義兄様からのメール | タイセー漢方

2010.02.06 記

 実は義理の弟の味覚障害についてご相談したく、メールさせていただきました。

 弟は現在「筋ジストロフィー」という病気で国立療養所に入院しております。

 昨年、喉の筋肉も弱くなったようで誤嚥からの肺炎を起しまして、食道と気管の分離手術を受けました。

 以前から人工呼吸のため気管切開はしておりましたが、手術により痰の吸引の回数も減りそうで、快適になるかと思っておりました。

 手術は11月中旬でした。手術前の10日間と術後の20日間は、鼻から管で栄養補給をしておりました。

 さて、管も外され口からの食事をしましたが、味がとても悪く感じ食べられません。

 口の中はずっと苦いそうです。

 点滴のみですと、どんどん痩せていきますので、最近、また鼻から管を通しての栄養補給になりました。

 この管はとてもきもちが悪く、何とか早く味覚が戻らないかと本人も祈っています。

 今、口に何とか通るのはバニラ味のアイスクリームと、甘い味のポップコーンだけです。

 病院の先生も、漢方などのお薬で情報があれば、検討したいとおっしゃっております。

 よろしければ漢方薬のご指導をいただけますと助かります。

 よろしくお願い申し上げます。


 経験した者だからこそ、罹患した胸中と治癒に対する心構えが伝えられます。「できればご本人からお電話をいただきたい」とご返信しましたが…


長谷川さま

 お返事ありがとうございました。

 さっそく弟に、いただいたメールを転送させていただきます。

 弟は人工呼吸器を使用していますので声が出ず、僅かに動く指先でパソコンのコントローラーを使いまして、時間を掛けてメールを送ります。

 出来れば私が8日以降にお電話させていただきたいと思います。

 本人への確認事項などございましたら、私が事前に聞いておきますのでよろしいでしょうか?

 お引越し中のお忙しい時にお手間を取らせ申し訳ありません。

 よろしくお願い申し上げます。

  ○○○○


 正月は店舗移転をしていたため、9日に義兄様からお電話をいただきました。義弟様に味覚障害とはどうして起こるもなのか私の考えをそのまま伝えていただきました。


タイセー漢方 長谷川さま

 こんにちは、熊本の○○です。

 先日は弟の味覚障害に処方いただきまして、ありがとうございました。

 おかげさまで味覚が少しずつ戻り始めたようです。

 先週、面会に行きまして、色々な味を試す為にピリ辛系のお菓子やカレー味のスナック等を、差し入れますと少量ずつですが食べています。

 栄養補給のための鼻からのチューブも一昨日外しまして、ご飯も喉通りが良くなることと思います。

 甘い物の一部しか受け付けなかったのに、本人から好物の「たこ焼き」のリクエストがありました。

 病院食でのソース味の物も大丈夫だったのでしょう。

 長谷川さまに順調な回復をご報告出来まして、妻ならびに弟も感謝の気持ちで一杯です。

 最初のお薬が終る頃、弟の状況を見まして、今後の対処をご相談できればと思っています。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

  ○○○○


 正直、久しぶりに感銘を受けたご報告です。

 伝言とメールだけで義弟様の不安を取り除けるのか、咀嚼がうまくいかなくても効果が出せるのか、半信半疑でした。

 ご報告をいただいたときは、この上ない喜びを感じました。(胃瘻の三男を持つ父親なのでなおさらです)

 同じような環境で苦しんでいる方々のためにHPへの掲載をお願いしたところ、すぐに快諾していただきました。

 義弟様の指先がいつまでも文字を打てることを祈っております。

 どうもありがとうございます。m(_ _)m

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