福岡県在住のM様からのメール | タイセー漢方
2015.06.30 記
今年の春(3月27日)桜が満開の時期に娘と近くの公園に花見に行き購入したお弁当を食べた時になんだか今まで感じた事のないような味の違和感を感じました。
美味しくないんです・・・。(涙)
不安を抱えつつ次の日の朝起きたら味がやっぱり変。
気のせいだろうと思いつつ数日、悶々としながら過ごしていましたが4月1日には全く味が私の世界から消えてしまいました。
その上、口の中に沢山の口内炎が出来ているんじゃないかと思うぐらいヒリヒリして痛いし油を含んでいるかの様にヌルヌル、ネバネバ状態でした。
もうパニックです!!
どうしていいのかわからなくなりネットで『味覚障害』をとにかく調べまわりました。
味覚障害になったら早めに耳鼻科に受診をした方がいいとゆう方が多かったので4月1日の夕方に味覚障害の検査をしてくれる耳鼻科に行きました。
検査の結果、甘味が感じていないと言われました。
プロマックという亜鉛のお薬と漢方の胃腸薬を処方してもらい帰ってきました。
耳鼻科の先生に『味覚が戻るのはどのくらいの時間がかかりますか?』と聞いたら『3ヶ月ぐらいで戻ると思いますよ!』とかなり軽い感じで返事をされました。
なんだか納得出来ずそれからネットで調べていたら長谷川先生の体験記を読ませて頂き藁をもつかむ思いでメールをしました。
電話で相談をして3日後に薬を2種類送って頂きました。
頂いた2種類の薬を数日飲んでも全く味覚は戻りませんでした・・・。
戻るどころか鉄サビの味がして全く食欲がなくなりました。
身長が162cm、体重50kgの私でしたが10日で4kg痩せてしまいました。
鉄サビの後は苦い味、その後は何を食べても甘い、その後は飲み物も食べ物もお味噌汁の味しかしないという味覚を感じながら生活をしてきました。
口の中の痛みは薬を飲み始めて10日ぐらいで改善しました。
味覚の変化に日々、パニックを起こしどうしていいかわからなくなり長谷川先生に何度も何度も電話をして話を聞いて頂きました(忙しい中、本当にすみませんでした)
長谷川先生からはいつも『気長に行きましょう』と優しく穏やかにアドバイスをして頂きました。
そして私自身、味覚を失ってからお腹がすいたという感覚がなくなりました。
食べる事も作る事も大好きだったのに両方とも苦痛以外の何ものでもありませんでした。
その時に美味しく食べられたのはバナナとおかゆとポテトサラダでした。
大好きなコーヒーが全く飲めなくなったのはショックでした。
私は10年ぐらい前にパニック障害になり味覚がなくなるまで当たり前のように抗うつ剤を飲んでいました。
味覚を失う人の中に抗うつ剤を飲んでいると長谷川先生から教えて頂きました。
抗うつ剤は寝る前に2錠飲んでいるのでそれを半分にして飲んでいきながら抗うつ剤を飲まない方向にしていけたらいいですね。
とアドバイスを頂いたのですがパニック障害の症状が出たらどうしようと思うと減らす事がなかなか出来ませんでした。
味覚を失った事で私はかなり重い『自律神失調症』になっていました。
動悸、不安、寝汗、不眠、イライラ、冷え性、頻尿の症状が出て仕事になりません。
そんな症状が出て(大袈裟なのはわかっています)私が生きている意味すらわからなくなりました。
会社に私がいなくってもなんら影響はないので思い切って仕事は辞めました。
でも家に一人でいても暇で、考える事は味覚の事と情緒不安定になっている症状の事しか考えられませんでした。
辞めてよかったのか悪かった??(笑)
暇な時間は良くないと思い毎日、30分~1時間のウォーキング。
ウィンドショピングやDVD鑑賞や大掃除やら。
そんな事を日々しつつトマトの味がしたり大好きなコーヒーの味がわかり始めました。
味も精神的な事も一進一退ではありましたがだんだん以前の私に戻ってくる事を感じるようになりました。
桜の花を娘と見に行ってから3ヶ月。(長谷川先生から頂いたお薬を飲んだのは2ヶ月です)
完全に味覚を取り戻す事が出来ました!!
今はお腹もすくし何を食べても美味しい毎日を過ごしています。
味覚はかなり前に戻っていたんだと思います。
戻っていないと自分で追い込んでいたんだと思います。
年齢的に更年期障害もあったかも・・・?です
味覚障害を何かのせいにする事で安心したかったんです。
パニック障害の薬も今は減らす事が出来ています。
今、味覚がなく不安で不安で仕方ない日々を過ごしている方がいると思いますが長谷川先生がおっしゃるように気長。
必ず味覚が戻る!美味しい物を食べる!という気力を失わないで下さい。
長い文章になりましたが・・・。
長谷川先生。
本当にありがとうございました。
感謝の気持ちしかありません。
これからは神経質にならずに楽しくおおらかに日々を過ごして行きます!!
○○ ○○より
M様からいただいた、味覚障害の治癒までのご報告です。
味覚障害に陥った苦悩と、パニックとの葛藤、とっても苦しかったことと思います。
味覚障害になると、必ず何かを疑います。しかし疑心暗鬼の心は、いたずらに不安の連鎖を生み、味覚障害をさらに悪化させるようです。
日頃、ご相談いただく方々にお話しさせていただいていることを、実体験の中で説明いただいた内容です。
不安を抱え生活されている方々に、救いをさしのべてくれたメッセージですね。
全てを語っていただいた詳細文、本当にありがとうございます。
感謝感激雨あられ…ちょっと古いですね(;^_^A
管理者より